キッズウィークって…?

先週末に突如出てきたキッズウィークなる言葉。

来年からの施行を目指しているそうですが、大まかな内容としては…

「小中高の夏休みを短縮し、その休みを他の月に分散する。その期間は大人が休暇が取れるよう政府が企業に対して強く働きかける。休暇を分散させることで観光地などの活性化を図るというもの」

…ざっとこんな感じでしょうか。

ここからは住職の個人的見解です。

夏休みが短縮されるということは地蔵盆(8月24日)が終わったら早々と2学期が始まるということでしょうか?

我々坊さんは8月の前半はお盆、お盆が終わっても法要やら地蔵盆で忙しい日が続きます(家族も同様です)。地蔵盆が終わると忙しさが落ち着いてくるので、その時期に家族サービスをされる寺院関係者の方が多いです。8月下旬に観光地に行くと坊さんファミリーをよく見かけます(見たら雰囲気等で大体分かります。実際に某所で近くのお寺のファミリーに会ったこともあります)。

住職が子供の頃は地蔵盆が終わり落ち着いた8月末に家族と出かけました。流れるプールで遊んだことなど、四半世紀以上経った今でも思い出として心の中にあります。

もしキッズウィークが施行されると我々は夏休みに家族サービスを行う事が困難になってきます(7月末もお盆の準備があり休みを取るのは難しいのです)。また子供達の夏の思い出作りも出来なくなるかもしれません。

内容を聞いてる限りでは、キッズウィークの恩恵を受ける事が出来る人ってごく一部ですよね…サービス業をされてる方には無縁の話でしょうし。そもそも休暇が取れるように働きかけると言っても、我々寺院関係者はキッズウィークやから葬儀拝みませんって出来るワケないし…。

趣旨としては理解できる部分もありますが、例えば子供は学校が休みでも大人は休めないって事になったらどうするのか?理想論だけではなく現実的な事も考慮して頂きたいと思います。

この先どうなるか分かりませんがキッズウィークに対して注視したいと思います。

キッズウィーク

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